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auガラホAQUOS K SHF31に新プラン登場!でも結局高くなっちゃう

こんにちは!

auガラホ第一弾として登場した『AQUOS K SHF31』の新料金プランが7/10に始まりました!

www.au.kddi.com

実際現場からすると「ふーん」てなもんです。なぜかというと、まぁそもそも高いんですよね。しかも夏モデルの新機種がVoLTEがついてカケ放題の料金が安くなっているのにわざわざ旧端末を推す意味って…?新モデル発売前の在庫一掃なのは分かるんですけど相変わらずキャリアさんはあこぎですなぁってかんじですわ。

売らなきゃいいじゃん!って思うでしょ?それがまぁこういうときは大人の都合である程度は売っていかなきゃいかんのですよ。代理店的に儲かるからね!!

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んで、今回のプランはSHF31と比べて全体的に安いSHF32のプランと同等のプランなんですけども、非常に時代錯誤的というかユーザーをだます気マンマンなステキなプランなんです。

ちょっと今日はそれについて書いてみます。

ガラホ専用プランはダブル定額

なんでだます気マンマンかというとこれです。ガラケー全盛期はありましたけども、LTEスマホになってからは無くなったプラン。iPad用では先日までありましたが、SIMを抜き去る人以外は選択すると損をしちゃうやつです。

なぜ損をしちゃうかというと下限はもちろん安いですが、上限がLTEフラットよりも割高になるから。しかも上限まで一瞬とまではいかないまでも、結構早く到達するという、LTEならではのメリット(キャリアにとっての)を活かしたプランなんですね。

上限までどれだけ早く到達するのか?

iPadのプランは無くなったので、ガラホで計算してみましょう。

今回追加されたデータプランは『LTEダブル定額』です。料金の幅は500円~ 4,200円となっており、見た目安いんですよね。

ところが!500円に収まるのはなんと『10MB』までなんです…とりあえず20Mbpsくらいで通信できたとしたら、4秒くらいでまずは下限ゾーンを突破します。

そんで10MBを超えたら1KBあたり0.02円で4,200円まで従量課金となります。ということは4,200円-500円=3,700円を0.02円で割ればあとどのくらいで上限に行くかがわかりますね。

って答えはHPに書いてあるんですけどね。

180.6MB使えば晴れて上限です。合わせて190.6MBですね。

同じ条件でどのくらい通信したらこの容量になるかというと、ざっと80秒くらいですね。

Oh…

(以下2015/7/14追記)

ぼくのブログでは大変貴重なコメントをいただきまして、確かにおっしゃるとおりと思いましたので別の視点からも書いてみます。

と言ってもありきたりな動画とか写真ですけど…

例えばYouTubeで動画を観たとして、スマホだとそこそこの画質(360P)で大体1分間に2MBくらい。とすると190.6MBで上限料金ですから、190.6MB÷2MB=95.3分となります。

動画にもよるのでなんとも言えませんが、1日あたり3分ちょっとYouTubeで動画を観ると上限料金です。まぁそれ以外の通信をしなければ、ですけど…

あとは写真ですね。とりあえず誰かの撮った写真をダウンロードするとして、iPhoneだと大体1枚2MBくらいですから、上と同じですね。95枚くらいで上限料金になりますよってことです。

それ以外に通信を…(以下略)

LINEもついでに。5分間通話して使うデータは1.5MBくらいとのこと。

www.itmedia.co.jp

ならば190.6MB÷1.5=127.07分なのでまぁ大体2時間ちょっとですね。1日あたり4分ちょっとで上限です。

参考になるかはなんともですが、こんなかんじです。

電話代も結構高くつく

LTEプランSという某美少女戦士みたいな名前の通話プランなのですが、これは『998円で1,100円の無料通話』がつきます。

あれ?お得じゃないか?そう思わせるのが罠なのですよ。

なぜか?これには無料通話しかつかないんです。つまりau同士が1時~21時まで無料になる、LTEフラットではないのです。

家族通話しかしないならいいじゃんって?ならガラケー買えばええがな…

GRATINAならプランSSだけで3年間934円のみですよ。

全くもってガラホを持つ意味がないですね。

ちなみにLTEプランSはLTEダブル定額と組み合わせないと適用できないプランですぞ!

まとめ

結局auは何がしたいんだかよくわかりません。どの客層を引っ張りたいのかがわからん。

LINEを使いたいけどスマホは嫌なめんどくさいおっさんおばさんでしょうか?

端末自体はおもしろい試みだと思いますし、通話をメインに据えるであろうガラホにSHF32でVoLTE対応させるのも大賛成。

でも料金プランに惹かれるものがない。SHF32もSHF31も同じプランにしてしまえばいいのに、カケ放題に関してだとSHF32はガラケーとスマホのハイブリットなのに対してSHF31はLTEスマホと同じ料金です。

これじゃあガラケー的な端末が良ければ安いガラケーにいくし、そうじゃない層はスマホにいくしでいまいちターゲットがわかんねーです。

おもしろいものを販売するのは現場としてはウザいですが、ユーザーとしては選択肢が広がっておもしろいのでもっとよくプランを練ってほしいです。

ではでは