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機種変更の先取りOPって結局そんなに得しないんじゃないですかね?

こんにちは!

iPhone6sの発売に合わせてdocomoも始めたことで3キャリア全部でやることになった『1年半で機種変更しちゃおう』OPですが、これって得なのか損なのかよくわからないことないですか?

各キャリアに共通しているのは『2年割賦を組んで18ヶ月間使用すること(docomoは2年契約)』『月々300円』『2,000円払ったら13ヶ月目から適用するよ』の3点です。パッと見ると得な気もするこのOPですが、実際どうなんでしょう?毎年新しいiPhoneに機種変更したいお客さんにとっては非常に得をしそうですが…

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というわけで今回はdocomoが現状iPhoneだけに対応してますので、iPhoneに絞ってこのOPは得か損かを考えてみます。

これから機種変更は2年待たなくてよくなるのか?

まず各社のOP内容を表にしてみましたのでご覧ください。

  docomo au SoftBank
OP名称 機種変更応援プログラム アップグレードプログラム 機種変更先取りプログラム
月額利用料 ¥300 ¥300 ¥300
特典内容 docomoポイント付与 割賦残金免除 割賦残金免除
特典を得られる期間 19ヶ月目〜25ヶ月目 19ヶ月目〜25ヶ月目
前倒し手数料 ¥2,000 ¥2,000 ¥2,000
(適用期間) 〜2016/03/31 〜2016/03/31 〜2016/03/31

ちなみに18ヶ月このOPを契約した場合支払う金額はこのようになります。

18ヶ月OPに加入した場合の支払い金額⇒18ヶ月×300円=5,400円

なるほど。自分の表作成に関する才能の無さが浮き彫りになった感じです…いやいや、このくらいわかりにくいもんなんですよ!お客さんに説明するときにメリットを感じてもらえてるのかもらえてないのか反応からイマイチよくわからないですからね。

口下手というのもありますが、各社ともになかなか伝わりにくいOPになっております。

では次からそれぞれのポイントを書いていきます。

docomo『機種変更応援プログラム』

docomoは唯一ポイント付与にしてまして、これはdocomoユーザー(いわゆるドコマー)からするとなかなかありがたいですね。docomoポイントは結構活用範囲が広いですし、もちろん割賦残金に充てることもできます。

もらえるポイントはiPhone6s、6s Plusのストレージ容量によって変わってくるんです。

カテゴリ 対象機種 割引額(税込)
A iPhone 6s 64GB/iPhone 6s 128GB
iPhone 6s Plus 64GB/iPhone 6s Plus 128GB
27,000円
B iPhone 6s 16GB/iPhone 6s Plus 16GB 21,000円
C 順次追加予定 18,000円

docomoのHPから丸写しなんですが、もらえるポイントは上記のようになります。

5,400円払って最大で27,000ポイント返ってくるならメチャ得!21,600ポイントも浮くぜ!と思いきやちょっとした罠があります。

カテゴリ 19か月目 20か月目 21か月目 22か月目 23か月目 24か月目 25か月目
A 27,000円 23,000円 19,000円 15,000円 11,000円 9,000円 9,000円
B 21,000円 18,000円 15,000円 12,000円 9,000円 9,000円 9,000円
C 18,000円 15,500円 13,000円 10,500円 9,000円 9,000円 9,000円

あ、あれ?!ポイント還元額が減っていくよ?!

そうなんです。19ヶ月目で即機種変更をしないとポイントが減るんです。つまり『割賦残金が減ってるんだからポイントが減ったっていいでしょ?』ってことなんです。

なんだかなぁ…そう思ってちょっと計算してみました。

docomoオンラインショップの価格からなんですが、まずiPhone6s 64GBに機種変更したとしてそこから考えてみます。

 

iPhone6s 64GB

端末代金 ¥99,792
月々の支払い額 ¥4,158
月サポ -¥2,538
実質負担金(月額) ¥1,620
19ヶ月時点での割賦残金 ¥24,948
19ヶ月時点での差額 ¥2,052
24ヶ月時点でのポイント額 ¥9,000
24ヶ月時点でのOP利用料 ¥7,200
最終的なポイント差額 ¥1,800

あ〜、やっぱ損だわ。…いや待てよ。19ヶ月目までに払った利用料を考えると足が出るぞ。まぁそれでもOPを使わなかった場合は他社は戻ってくるのは利用料だけですからね。途中で使うとOP利用料考えたら損だけど、最後まで使わなかったら1,800円戻ってくる不思議なOPってことですね。

うん。何がしたいのかよくわからん。

ちなみに引っ張ってきた表はこちらのページからです。

ドコモからのお知らせ : 「機種変更応援プログラム」を提供開始 | お知らせ | NTTドコモ

au『アップグレードプログラム』SB『機種変更先取りプログラム』

この2社についてはほとんどいっしょですから同じ項目で扱います。

docomoはちょっと複雑なので表を多用しましたが、この2社は最初に出した表そのままなんですよ。

docomoもそうなんですがこちらの2社も2016年3月31日までにこれらのOPをiPhone6s、6s Plus購入と同時に申し込むと2,000円の前倒し金を支払うことで、12ヶ月間の利用で適用できます。(2015年12月31日までに申し込むと前倒し金は無料)

とはいえ13ヶ月目〜18ヶ月目の割賦金は免除にならず払わなければなりません。HPにも書いてあるのですが紛らわしいですよね。

こちらもなんだかなぁって感じです。前倒ししちゃうとすごく損になりません?毎月割や月月割が使えないんですから、めっちゃ高いiPhone6sの割賦金が6ヶ月間まるまる乗っかってくるわけですし。

しかもこれ使うと端末を回収されちゃうから下取りもできなくなります。ってかこれは新たな下取り施策とも取れますね。

そのときに下取り施策をやっているかは不透明ですけども、やるとすればMNPもしづらくなるのであんまりメリットないような…?

20ヶ月目以降に機種変更した場合は20ヶ月目以降に払ったOP利用料が返金され、このOPを適用しなかった場合は使わなかったOP利用料(最大48ヶ月分)が返金されます。ですけど大々的にアピールしている割には基本的にOP内容は微妙ですよね。

ぼくが思う今回のOPの価値

これはあまりないと思います。特に1年後に適用できるというのが機種変更が早くできることにメリットを感じれば得だとは思いますが、一般的にそこまで機種変更しないでしょ?よっぽどiPhoneが好きな人ですよ。毎年機種変更してる人なんて。

一般ユーザーにそこまでメリットがなく、最大5ヶ月分免除できるくらいキャリアは儲けてるってことがわかっちゃうアホOPですよ。

またわけわからん言いがかりをつけられちゃうんだろうなぁ…(´・ω・`)

ただ何度も言うように、多少割賦金が上乗せされても毎年機種変更して新しいiPhoneが欲しいって人や機種変更をなるべく早くしたいけど割賦が残るのは嫌って人には有益なOPだと思います。

ショップなどで購入する際に加入を勧められたら、ご自分がどういうタイプの人間かをよく考えて加入するといいんじゃないですかね?そもそも使わなくても最悪利用料は戻ってくるから、ずっと同じキャリアを使うつもりなら加入してもいいんじゃないでしょうか?

ではでは