大手キャリアが2016年1月に具体的な値下げプランを公表予定!来月が楽しみ(色んな意味で)ですな!
こんにちは!
昨日の記事で『ついにdocomoがMNPキャッシュバック廃止!ユーザーのメリットとデメリットとは?』を書きましたが、
auやSoftBankも同様に検討をしているらしいです。
総務省の有識者会議恐るべし!!
これはこれで健全な形ではないと思うんですけど、こうでもしなきゃ業界全体が変わらないということでしょうがないんでしょうね。
有識者会議の提言はまぁこれまで言われていたことそのままってかんじですし、実際にどこまで深く考えているのかよくわかりません。やっぱり値下げ有りきの議論になっている気がするんですけど、まぁそれはこういったものではそういうものなんでしょう。
以前のぼくの記事である程度この内容については掘り下げてますのでそちらをご参照ください。
ですから今回はキャリア各社がそれを受けてどのような内容の値下げ策を取ろうとしているのか?そちらを取り上げてみます。
大手キャリアの値下げ検討内容について
それぞれ方向性が違っていてなかなか興味深いです。
docomoについては昨日の記事の通りですが、au by KDDIはちょっと斜め上を行ってます。SoftBankについては最近のかんじからして恐らくdocomoかauの内容を踏まえた上で発表してきそうな気がしますが、現状では普通な内容になっていますね。
docomoの値下げ検討内容は?
docomoについては昨日にも書いたのでなんともあれですがこんなかんじです。
- MNPキャッシュバックの廃止
- 実質0円の見直し
- 家族での契約者への優遇措置
最初の2つは昨日書いたとおりですが、家族での契約者への優遇措置についてはちょっとどうかな?と思います。まとめなきゃ安くならないってそれはちょっと違いませんか?って。
根本的に新しいプランを作ってまず料金のベースを下げることに意味があるんじゃないでしょうか?これじゃあ現状のプランの延長をしますよと言っているのと同義ですよ。
au by KDDIの値下げ検討内容は?
auはこのような斜め上をいく姿勢はさすがです。何かちょっとズレているのが利用者にとっては魅力なんでしょうか?
- 子どもや高齢者向けの割安プランの適用範囲の拡大
- MNPキャッシュバックの見直し
- 実質0円の見直し
斜め上ってのは最初の割安プランの適用範囲の拡大ってところなんですけど、割安プランってデータ容量の上限数百MBです。それで済んでいる人ってそもそもそのプランが使える端末を利用している率がかなり高いですし、じゃあ通常のプランはそのままなの?って話です。
また、auに関してはキャッシュバックがハンパじゃないときがありましたもんね。みんなこぞってauのiPhone5sへMNPしたものです。そこを見直すのは去年の3月以来ですが、キャッシュバックこそauの最大の魅力といっても過言ではないのにそれを見直すってことはここ最近のauの隆盛はここで終わりになるかもしれませんね。
SoftBankの値下げ検討内容は?
SoftBankはこれから他社の動きをみてどのようにも動けるような内容になっています。
- 長期利用者の優遇
- MNPキャッシュバックの見直し
- 実質0円の見直し
そもそもSoftBankの長期利用者ってあんまりいないと思うんですけど…長くてもiPhoneがSoftBankでしか扱っていなかった頃にSoftBankにMNPした人がそのまま惰性で契約してるくらいでしょうから、長期利用者といっても長くて5年くらいなんじゃないでしょうか?
これで10年以上の利用者を割引!とかだったら完全に顧客を舐めてますね(笑)
もしかするとY!モバイルとの融合を進めてプランを統合することも検討しているかもしれませんね。どちらでも扱ってますみたいな。
SoftBankのiPhoneをY!モバイルのショップでも販売するようになったことだし、ココ最近のSoftBank的におかしなことではないですね。
各社に共通しているのは通常プランをどうするのか?についてが欠けていること
まったくそこに言及していません。
『家族での契約者』や『割安プランの適用範囲拡大』や『長期利用者の優遇』って言ってもそこに当てはまらない人は結局変わらないし、むしろ端末代実質0円見直しの煽りを受けてより高額になる可能性だってあります。
ユーザーが求めているのはベース料金の値下げですよ。
いまここに言及しないのはズルい。チキンレースしてる場合じゃないでしょ?
まとめ
結局、この提言もお手盛りな気がします。
まぁ総務省の本気度が今後問われますよね。それにキャリア各社がどう反応するのか?
いずれにせよ具体的な内容は来月の予定ですからそこで改めて検証してみたいと思います。
ではでは