携帯電話代理店の儲かる仕組みとは?デバイス売っても利益は出ない
こんにちは!
携帯電話のキャリアショップってほとんど9割以上が代理店経営って知ってました?
その携帯電話代理店って不思議な存在じゃないですか?どうやって儲けているのか具体的に知っている人って実はいないんじゃないでしょうか?
例えばキャリアショップに行って、大体頭金無しで割賦契約して買いますよね?でもその割賦契約って代理店としているわけではないんです。
じゃあどことしているのかというとそれは各キャリアと割賦契約を結んでいるわけなんですよ。
ん?じゃあキャリアショップって何を売っているの?アクセサリーとかだけで経営が成り立つわけがないですよね。アクセサリーなんてチョロっとしか置いてないし。それに無駄に高いし。勧めても買う人はじいさんばあさんくらいです。とりあえずじいさんばあさんに勧めるアクセサリーはSDカードですね(笑)
それはいいとして、では携帯電話代理店は『何』で経営を成り立たせているのでしょうか?
携帯電話代理店の儲かる仕組みとは?
基本的にキャリアショップや町の携帯屋さんみたいな併売店は携帯電話を販売価格より高く仕入れています。
例えば販売価格が80,000円のスマホを仕入れるとすると85,000円くらいで仕入れます。それを80,000円で売るわけですが、それでは1台販売するごとに5,000円の赤字になります。それに販売するとしてもそのお金はキャリアに行くわけですからこのままでは85,000円の赤字ですよね。
ですからキャリアから『販売奨励金』というものがでます。細かく言うと色々名目はありますし、キャリアによっても呼び名が違いますので今回はまとめて『販売奨励金』とします。
『販売奨励金』とはどういうものなのか?
85,000円で仕入れたものをお客さんに80,000円でキャリアと割賦契約を結んでもらって販売したとします。そこに赤字分+αで『販売奨励金』をもらうわけです。例えばそれが90,000円もらえるとすると1台販売すれば代理店は5,000円儲かるわけです。
形とすればこうなります。
もっとわかりにくかったらごめんなさい…ぼくパワポを全然使いこなせてないんです(´・ω・`)
でもそうなるとMNPでキャッシュバックするってのはどういうことなんでしょうか?
『販売奨励金』だけではない条件ごとのインセンティブがある
例えばよくキャリアショップで『1台MNPで10,000円キャッシュバック、2台なら40,000円キャッシュバック』みたいなイーゼルが立ってたりするじゃないですか?
あれを見て「1台と2台でなんでそこまで金額違うんだよ!」って思いませんか?
それが『インセンティブ』の正体なんですよ。
端末によっても大きく違います。某リンゴのスマホと某S◯NYのスマホじゃあインセンティブが大きく違います。基本的にキャリアが売りたいものはインセンティブが高いんで、キャッシュバック金額も跳ね上がります。
有料コンテンツのアフィリエイトなどでも儲ける
携帯を契約するときに「加入してから1ヶ月は無料だから加入しませんか?」って勧誘されるじゃないですか?着信音サイトや動画コンテンツとかそういうのですけど、あれってアフィリエイトなんですよ。1件どれくらいかは言えませんがあれで結構儲けてるんです。
ちなみに1ヶ月経って忘れていて、それに気づいても「まぁ数百円だしめんどくせ」ってことで解約してないものがかなりの数あるみたいですね。もったいないですから使わない有料コンテンツはちゃんと解約しましょうね。
まとめ
携帯電話代理店はちょっと普通とは売上の概念が違います。いくらの端末を売ったか?ではなくいくらのインセンティブを取れたか?なんです。ですから売上は『端末仕入れ価格+インセンティブ』で計算します。80,000円の端末が売れたからって売上は80,000円ではないんですよね。
今回の記事については、あまり携帯電話代理店の仕組みについて詳しい人はいないと思って書きました。皆さんの知識の足しにしてもらえれば幸いです。
ではでは