auでデータを友達にプレゼントできるようになるけど利用シーンが浮かばない
こんにちは!
auを利用されている方はなぜこの意味不明な施策に抗議の声を挙げないのか不思議でしょうがないのですが、11/27からauの利用者がデータ容量を購入して家族や友達にデータをプレゼントできるようになる『データプレゼント』を実施するとのことです。
これまではあくまで余ったデータを家族間で分け合うことができる『データギフト』というサービスだったのですが、今後はデータ容量を購入してその購入したデータ容量を相手にプレゼントできるようになります。
正直このサービスが要望として出てくるのも活用するシーンも全く浮かばないです。ぼくらからしたら「余計なことをするな」です。説明が一手間増えるじゃないですか。
ただでさえ理解してもらえないことの多い虚しい説明を繰り返しているのに…。
なぜau by KDDIは余計なことしか考えつかないんでしょうか?
データプレゼントの必要性について
これまでの『データギフト』ですら分け合えるとは名ばかりでユーザーからその手続きをしなければならないサービスでした。 docomoやSoftBankのように『データシェア』をできるのはスマホ1台に対してタブレットだけ。
これでは『家族でデータを分け合える』とは実質言えませんよ。
ましてやこれもこちらとしては説明しなければいけませんからね…。
データプレゼントの料金と概要
データプレゼントはAさんがデータ容量を買って、それをBさんにあげるわけですからもちろんAさんがお金を払います。その料金は以下の表をご覧ください。
データ容量 | 購入金額(税抜) |
0.5GB | 550円(有効期間:チャージ日より62日間) |
1GB | 1,000円(有効期間:チャージ日より62日間) |
ご友人やご家族にデータ容量を気軽にプレゼント「データプレゼント」サービス登場! | 2015年 | KDDI株式会社
まぁ普通にデータチャージの料金と一緒ですね。
決済にはauかんたん決済を利用するようです。
データプレゼント提供開始記念キャンペーンってのもやるみたい
『データプレゼント』を始めるにあたって『デジラアプリ』を利用しているユーザー全員に0.3GBのデータ容量をくれるそうです。0.3GBってこれまた微妙だな…(笑)
注意点として2015/11/30時点で最新版のデジラアプリを利用しているユーザーのみみたいなので、auユーザーはちゃんとデジラアプリをアップデートしておきましょう。
データ容量の追加については12/7以降に順次デジラアプリから通知されるそうです。
こんな施策をする前にちゃんとしたデータシェアの導入を
こんな施策をやるくらいなら他社と同じくデータシェアを導入すべきです。
スマートバリューがあるとはいえ、現状他社も同じような固定回線との割引を導入してあります。その上でデータシェアと通常の個人向けプランを両立させている。
また、スマートバリューを抜きにして家族単位で計算したとしたらauが圧倒的に高くなるんです。
例えばdocomoと単純比較しましょう。
どちらも4人家族だとして、通常のかけ放題での最低料金はdocomoだと23,000円(税抜)ですが、auでは26,000円(税抜)になるんです。さらにデータ総量もdocomoは10GBに対してauは8GBです。
スマートバリューありきの料金設定はそろそろ止めにして、フェアな料金を記載していただきたい。ユーザーにわかりにくすぎるんですよ。
まとめ
auの変な施策は今に始まったことではありませんが、頑なにデータシェアの導入を拒んでいるのは業績の良さに胡座をかいているのでしょう。
このままではスマートバリューの最大割引期間が終わったユーザーからドンドン離れていきますよ。
ではでは