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ゲキレンジャーはジャンプ漫画に通じるものがある成長物語。超良作なので一見の価値アリ

こんにちは!

皆さんはスーパー戦隊や仮面ライダー、ウルトラマンなどの日本が誇る特撮モノで好きな作品はありますか?子どものときに観て印象に残っているものや大人になってからも子どもと一緒に観るなどして、好きな作品を挙げるとなるとそれぞれ色んな作品が出てくることと思います。

このところぼくは息子と『獣拳戦隊ゲキレンジャー(以下ゲキレンジャー)』を観ていまして、つい先日最終話を観たばかりです。

この他にも様々なスーパー戦隊を息子と観ましたが、ぼくが1番気に入ったものが『ゲキレンジャー』なんです。

これはいい。子どもに観せるべき特撮モノNo.1かもしれません。

というのも普通のスーパー戦隊と違って、『ゲキレンジャー』は主人公達の成長物語ですしそれは敵側の主人公にも当てはまるわけです。敵側にも主人公枠が設定されているんですね。これってスーパー戦隊では非常に珍しいパターンです。

そういう意味では『仮面ライダー555』と同じような感じ。555は仮面ライダーで1番好きですね。だから多分ぼくはこういうパターンの話が好きなんですよね。

by カエレバ

今回はこの素晴らしい成長物語『ゲキレンジャー』の魅力をできるかぎりお伝えしたいと思います。

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の魅力 

『ゲキレンジャー』放映は2007〜8年で今から9年前に放映していました。キャッチコピーは『高みを目指して、学び、変わる!』まさにその通りの素晴らしい作品です。

そんな『ゲキレンジャー』は実はスーパー戦隊の中でも超不人気作品らしいんです。

以下はWikipediaからの引用です。

様々な実験的な試みが行われた作品だったが、視聴率および商業面は振るわず、特にバンダイの玩具売上は近年にない落ち込みを記録した。

魅力をお伝えするといっていてあれですが、何だかわかるような気がします。おそらく前半を子どもが観ても多分あんまりおもしろくないんですよね。商業的に成功していなかったことを反映するように、後半は様々なロボットやアイテムが登場して迷走します。でもそれはそれです。子どもが気に入らないことと作品がおもしろくないかはまるで別の問題なんですね。

内容はどんなものなのか? 

基本的に戦いはカンフーという超異色作なんです。ここまでマジメにカンフーに取り組んでいるアクションは日本では他にないんではないかと思います。俳優もスーツアクターの方も非常に大変であったことでしょう。

巨大戦もカンフーですからね。こだわりがすごい。

獣拳という拳法が激獣拳ビーストアーツと臨獣拳アクガタという2つの流派に分かれていてその2つの流派の戦いなんですけども、激獣拳がゲキレンジャー、臨獣拳が臨獣殿という他のスーパー戦隊でいう怪人達が属している組織です。

第1話はゲキレンジャーにジャンという青年がスカウトされるところから始まります。そして3人のゲキレンジャーが臨獣殿と戦っていくわけですが、臨獣殿は臨獣殿で理央とメレという主人公格の存在がいるわけです。

お互いに戦う中でより強くなるために修行をします。つまり敵側も修行して強くなるわけです。ここも異色ですよね。最初の頃はゲキレンジャーに対して理央とメレが圧倒的に強いわけですが、様々な敵と戦い修行を繰り返す内にその差は無くなりついには理央を倒すわけです。そこにもドラマがあり視聴者を飽きさせないようになっています。

いきなり姿が変わって強くなるわけじゃない。

強くなるのは急に、ではないんですよ。ちゃんとそこに根拠がある。もちろん一応子ども向けですから色々端折ってたりしますけど、でも強くなるために努力をするところを見せてくれる。

そして修行の結果、敵に打ち勝つわけです。

ここがイイ!結構ほかのスーパー戦隊って突然力に目覚めて新たなフォームになって強くなるじゃないですか?それか超都合いい流れで力を得ますよね。

でも敵も修行をしてゲキレンジャーを超えようとしてくる

そして明らかになるジャンと理央の因縁。そこからさらにお互いのライバル関係は強化されていくんです。

もうね、いい意味でジャンプ漫画みたいなかんじなんですよ。

第48話と最終話の流れは最高

ネタバレはしたくないので詳しくは書きませんが、第48話と最終話の2話で得られるカタルシスは最高です。

これまでの2つの流派の確執やらなんやらを全てしっかりとまとめており涙無しでは観れません。キッチリとオチもついてますし話がキレイに終わります。

最後のバトルのアクションも素晴らしい。そして最後の敵を倒す方法がいいんですよね。恐らくスーパー戦隊史上最強の敵なんですが、これをうまくそれまでの流れを使って倒すんです。そこまで観ていたなら必ず「おおっ!」となります。

設定がなかなかユニークでイイ!

普通スーパー戦隊ではどうやって生計を立てているかはあまり描かれませんよね?でもゲキレンジャー達はスクラッチっていうスポーツメーカーの社員なんですよ。これは激獣拳側で作っているスポーツメーカーなんですけども、こういう設定はおもしろい。まぁ一度も働く描写はないですけど(笑)

それにゲキレンジャー側の師匠は七拳聖という獣人的な存在が7人いるんですけど、最初からいるマスター・シャーフー以外はみんなアクション俳優の名前をもじっているんです。例えばシャッキー・チェン(ジャッキー・チェン)でサメだったり、バット・リー(ジェット・リー)でコウモリだったりといったかんじです。さらにそれぞれが着ぐるみに当てている声がネタ元の俳優の日本語吹き替えを担当している声優さんで相当豪華なんですよ。こういったこだわりが売り上げ的に実を結ばなかったのは悲劇ですけど非常におもしろい試みですよね。

まとめ

『ゲキレンジャー』は主人公たちが努力して強さを身に着けていく過程は子どもに観せるのにもピッタリですし、大人の鑑賞にも耐える超良作です。

もちろん香港のカンフー映画なんかと比べるとカンフー自体は稚拙ですが、それでもここまで日本のドラマでカンフーをしっかりやっているものはないでしょう。そこに成長という要素があり、さらに敵味方それぞれにドラマがしっかりとある

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』は近年最高のスーパー戦隊ではないかと思います。超オススメですのでぜひぜひご覧ください。

by カエレバ

ではでは