ぼくの好きな平成仮面ライダーの2号ライダーを紹介します。
こんにちは!
10月から新たにゲームを舞台にした仮面ライダーエグゼイドが始まる、日本を代表するヒーロー仮面ライダーシリーズ。相変わらずの攻めの姿勢は好感が持てます。スベっていようがなんだろうが突っ走ってくれますからね。
さて、そんな仮面ライダーと言えば…そう、2号ライダーですね。
2号ライダーとは各作品における以下のようなライダーを指します。
- 『仮面ライダー』に登場するキャラクター「仮面ライダー2号」の愛称。一文字隼人を参照。
- 上記が転じて仮面ライダーシリーズの各作品の中で2番目に登場した仮面ライダーたちを指す名称。作品によっては2号ライダーが存在しなかったり、3号ライダー以降が存在する場合がありうる。また、厳密に2番目に登場したライダーが2号ライダーとされない場合もある。
ここではもちろん『2』についてです。
ぼくは2号ライダーが好きです。
話によっては2号ライダーの方が好きということもあります。
そんな2号ライダーのお話です。
2号ライダーには魅力たっぷり
現在放映中の仮面ライダーゴーストまでの平成仮面ライダーは17作。第一作クウガを除いて全てに2号ライダーが存在します。2号どころか10号20号がいるものもありますけれど、めんどうなので全て2号ライダーで統一します。
敵だったけど気づいたら仲間になっていたという通称『ベジータ・ヒュンケル現象』が多数を占め、敵ではないにしても大抵最初は主人公とウマが合いません。結果拳を交えます。その後しばらく中立的立場ながらも徐々に主人公サイドにシフトしてくるというもの。
その時点では主人公を圧倒するのですが、中盤を過ぎればただの噛ませになるのも2号ライダーの魅力でしょう。噛ませの立場に甘んじる人、噛ませにはならぬと自爆する人、諸般の事情により出演自体がなくなるなどその後は様々です。
さて、ではぼくが好きな2号ライダーをご紹介します。
1.仮面ライダーザビー
仮面ライダーカブトに登場する、ミツバチがモチーフとなっている仮面ライダーです。
仮面ライダーカブトにおける、シャドウという部隊のリーダーが資格者になっており、奪われることはありませんが正式な着用者がコロコロ変わります。コロコロ変わった挙句、最後は誰も変身しなくなったというかわいそうな存在。ハイパーカブトの肥やしにしかなれませんでした。
また、全編を通してほぼ噛ませというのも特徴的です。例外は一度だけ三島さんが着けたシーン。僅かな時間でしたが圧倒的な強さを見せました。
結局三島さん以外はこれといった強さを見せることはなく、そのままフェードアウト。歴代の着用者は別のライダーになり大活躍(色んな意味で)と存在自体が噛ませなのです。
仮面ライダー界の噛ませ代表と言えるでしょう。正に2号ライダーのカガミ。
とは言え、クロックアップがある以上別の世界では無敵を誇ると思われるだけに、巨人に入団した江藤のような宝の持ち腐れ感満載な悲劇の2号ライダーです。
2.仮面ライダーサソード
こちらも仮面ライダーカブトから。サソリがモチーフの仮面ライダーです。
デザインが非常にかっこいいですよね。上で紹介した仮面ライダーザビーもそうですが、 仮面ライダーカブトに登場するライダーは基本的にかっこいい。最近の仮面ライダーのように奇をてらうこともなくシンプルにかっこいいです。
仮面ライダーサソードは変身者である神代剣の魅力も大きいです。
初めはいけ好かないキャラだったのが、段々と親しみのあるキャラへ。そしてミサキーヌを惚れさせるあたりの流れは秀逸でした。
そもそもワームへの復讐のために仮面ライダーになったのに実は…という設定もいいですね。
ちなみに最終的にはこちらもハイパーカブトの肥やしになっております。
3.仮面ライダーカイザ
仮面ライダー555に登場。仮面ライダー史上もっともいけ好かない野郎です。
基本的に最後には味方になることが大半の2号ライダーですが、こいつだけは別。ひたすら主人公・乾巧の邪魔をし続け、視聴者に強烈な印象を残しました。稀に救うことがあっても全てが打算。一応子ども向け番組である仮面ライダーに似つかわしくない、クズの中のクズです。井上敏樹さすが。
「俺のことを好きにならない人間は邪魔なんだよ…!!」
この超絶自己中発言は、我を抑える、和を尊ぶことをある種強制される日本人のアンチテーゼとしてぼくの心に刻み込まれております。というかこれが人間の本性。最も人間らしい人間臭いのが仮面ライダーカイザ・草加雅人なのです。
性能も555と比べて安定性を犠牲にパワーにふってあるため、装着者を選びます。選ぶと言っても誰でも変身できるのですが、適合しなければ変身解除後に灰になるという恐ろしい仕様。作中最も人の命を奪ったベルトです。
そんな鬼仕様のベルトに適合したのが、仮面ライダー史上最もクソな草加雅人というのもおもしろいですね。
とは言え仮面ライダーカイザ・草加雅人の存在抜きに仮面ライダー555は語れず、最高の狂言回しとして、仮面ライダー史に残る名キャラです。
4.仮面ライダーディエンド
仮面ライダーディケイドに登場しました。
初登場時はいけ好かない野郎という印象でしたが、ディエンドの世界から最終回にかけての成長っぷりには目を見張るものがあります。段々感情移入しちゃいますね。
映画でもそのキャラクター性とディエンド自身の能力から様々な作品に出演しており、大戦系の準主役といっても過言ではない存在に。映画ではやらかし役が多いですが、それも主人公・門矢士への偏執的愛情故の行動でディエンドならば許せてしまいます。
また、最後まで噛ませになることはなくそれなりに活躍を見せてくれます。場合によってはディケイドを上回るシーンもあり、ぼくとしては最強の2号ライダーの称号を与えたいところです。
ディケイドのようにカードに描かれたライダーに変身するわけではなく、カードに描かれたライダーを呼び出すという反則的な技を持っておりまして、ディエンド自身も格闘から射撃までこなせる上にたまにクロックアップのような動きを見せますから単独でもトータルでも非常に強い。
惜しむらくはディケイドと並んでデザインがダサいことですね。
残念だ…。
5.仮面ライダーゼロノス
仮面ライダー電王に登場しました。
仮面ライダー電王は、仮面ライダー電王・野上良太郎と仮面ライダーゼロノス・桜井侑斗のW主人公だと思っています。
それくらいゼロノスの存在感は大きかった。ここまでストーリーの根幹に関わった2号ライダーはいないんじゃないでしょうか?
変身するごとに桜井侑斗という存在への記憶が失われていくという設定は、時間を元通りにするためには人々の記憶が必要という電王の世界においてたいへん大きな意味を持っています。使い続ければ最終的には桜井侑斗という存在がなくなるわけですから。
また、ゼロノスには2つの形態があります。上の画像のアルタイルフォームとゼロフォーム。
どちらも変身するには記憶を消費しますが、性質が違います。これを説明するのは今回は省きますが、悩みながらもゼロフォームに変身するシーンも非常によく出来ています。
デネブとの友情も桜井侑斗というキャラを際立たせてます。
イケメンなのは言わずもがなで最終回の茶碗の持ち方以外はパーフェクト。
一時は桜井侑斗の中の人、中村優一さんは芸能界を引退してましたが、2014年から復帰。スーパーヒーロー大戦での復帰となりました。仮面ライダー4号にも出演してますから、今後のさらなるゼロノスの活躍を期待したいところです。そろそろ記憶が消滅してんじゃね?って疑問が浮かびますが、それは言ってはダメでしょう。
「俺はかーなーり、強いっ!!」非常に恥ずかしいセリフですが、ゼロノスだからこそ許されますね。
最後に
ぼくの好きな仮面ライダー作品では魅力的な2号ライダーが必ずいます。
他にももっともっと紹介したいのですが、なにぶん数が多すぎるために絞りました。その分厳選したつもりです。
みなさんの好きな2号ライダーはいましたでしょうか?
仮面ライダーはdTVで仮面ライダーフォーゼまで配信中です。
ぜひご覧になってあなたの好きな2号ライダーを見つけてください。
ではでは