遅ればせながら『中間管理録 トネガワ』の3巻を読みました。こいつらバカすぎwww
こんにちは!
以前1、2巻を読んでそれをレビューした『中間管理録 トネガワ』ですが、
最近3巻が発売されまして購入したのはいいんですが読むのを忘れておりました。
『ククク…カイジくん‥ついてこれるかな‥?このワシの圧倒的流行(トレンド)に!』
利根川先生かなり調子に乗っております。
カイジ本編は和也編が始まったくらいから全く読んでおらず現状どうなっているのかさっぱりわからないんですけども、この『中間管理録 トネガワ』は単行本を買うくらい好きです。ちなみにこの1年で紙の本を買ったのはこのシリーズとあと1、2冊程度、それほどこのマンガは好きですね。集めたくなります。
ということで今回は遅まきながら『中間管理録 トネガワ』3巻のレビューです。
中間管理録 トネガワはやはりおもしろい!
『中間管理録 トネガワ』の魅力はただのスピンオフじゃあないところだと思います。
日本にはいろんなマンガ家がいますが、有名なマンガ家だとそのマンガ家特有の表現がありますよね。
- 〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!
- なん…だと…!!
ごめんなさい…これしか浮かばなかった。
で、カイジの原作者・福本伸行氏もそれがあります。例えば上の画像の帯にあるような文章、いかにもな福本節です。『‥』や『…』が多いし、当て字が好きですよね。あとは『なんちゃら的どうのこうの』みたいなのも好きです。タバコを吸いながら『ククク…』なんて1冊の単行本に50回くらい出てくる。
これだけ見るとラノベみたいですが、活動期間から考えるとむしろ先駆者(フロンティア)。
それを福本伸行氏の描くマンガではマジメな場面で使うのですが、『中間管理録 トネガワ』ではそうではないんですね。ふざけてるわけではないんですけど、うまくパロってるんですよ。
どうしてもクスッと笑ってしまう、効果的な場面で使ってきますから、電車では読んではダメなマンガ筆頭ですね。
3巻でもそれは変わらずむしろより洗練されてきている
3巻では1、2巻よりももっとパロディに磨きがかかっています。
今回ではこのシーンが好きです。
かつてここまでマジメに昼休憩時のサラリーマンを語ったマンガがあったでしょうか?
『突入…!ランチタイム…!』『今日は…稀に見る空腹…!』なんだよこれwww
どう考えてもギャグです。でも利根川先生は大マジメなんですね。このギャップがおもしろい。もちろんこの後の展開も抱腹絶倒ですが、それは読んでみてのお楽しみですね。
意外にも普通に新卒採用している帝愛グループ
3巻の1番最初の話ですが、新卒採用の面接の模様が描かれています。
黒服達が面接して入社していることにビックリですが、その面接⇒採用の流れがまた帝愛らしいというか秀逸です。けどもここでは書きませんのでぜひ購入してお読みください。この後もまじで笑える。
カイジ本編の鉄骨渡りで出てくるあるシーンを見事にパロっています。センスあるわ!
そして面接での採用基準も、会長という存在を常に忘れない非常に帝愛らしい基準です。
この面接の話でのとある場面の利根川のセリフがたまりません。
『帝愛は漆黒…!ブラック中のブラック…!』
それに対する答えが、
『う…。た…確かに…!』
なんなんだよお前らwww
黒服のバカさがイイ
カイジ本編に出てくる黒服と、『中間管理録 トネガワ』に出てくる黒服は明確に違いがあります。
カイジ本編では冷酷というか、職務に忠実かつ情にほとんど流されない男たちですが、『中間管理録 トネガワ』ではもうただのバカ。イメージが180°変わること請け合いです。マルチにハマったりしますし、失敗ばかりします。
意外と人間味がある描写が多いですね。
3巻ではまだ限定ジャンケンが始まってないんですが、これのリハーサル準備で大揉め。奇想天外な手で黒服たちが利根川を驚かせるんです。まさかこんな風になってたとは…。
まとめ
カイジを好きではなくてもカイジを読んだことあるなら必読な『中間管理録 トネガワ』
もはやカイジ本編よりもおもしろいと言っても過言ではない存在になってます。
まだ3巻しか発売されてませんから、後になって「集めとけばよかった〜!!」ってならないように今のうちから集め始めることをオススメします。
ではでは